自然環境とSDGs12(つくる責任 つかう責任) 補助資料(教員用)

ごみの処理や利用について考え環境に配りょした生活を送ろう

環境教育掲示用教材は、児童・生徒に、環境に対する豊かな感受性や探究心、環境に関する思考力や判断力、環境に働き掛ける実践力など、私達を取り巻く環境に着目し、持続可能な社会を構築していくための資質・能力の育成を図ることを目的として作成した教材です。

本指導資料では、環境教育掲示用教材の授業等での活用例を紹介します。

ねらい

ごみの処理や活用について考え、持続可能な自然環境を保全しようとする意欲を育成する。

環境教育で対象とする主な内容(ESDの構成概念)

資源の循環(相互性)、生活様式の見直し(責任性)、資源の有限性(有限性・連携性・責任制)※環境教育指導資料P8、P9参照(二次元コード・リンク参照)

主なSDGsとの関連

【SDGs12】つくる責任つかう責任(小学校・中学校共通テーマ)【SDGs14】海の豊かさを守ろう。

主な活動内容

活動内容(主な活動) 教師の支援(留意点)
補助資料1を見て、海ごみについて知り、海ごみが海の生態系にどのような影響を与えているか考える。
  • 補助資料1の図を示し、海ごみやマイクロプラスチックを食べた魚を鳥が捕食すると、どうなるのかを考えさせる。
補助資料2を見て、川のごみが海ごみになることを知る。
  • 補助資料4の東京都環境局「東京のポイ捨てが、太平洋の海ごみになっている。」を提示する。
グラフを基に、河川敷のごみにはどんな物が多いか、それらを処分する方法について、話し合う。
  • 河川敷のごみの中で、リサイクルできる物は何かを考えさせる。
補助資料3を見て、小型家電がリサイクルされ、東京オリンピック・パラリンピック大会の入賞メダルなどに使用されたことを知る。
  • ペットボトル等の他にも、様々な物がリサイクルできることに気付かせる。
    必要に応じて、環境省「小型家電リサイクル学習授業支援パッケージ」の学習帳等を示す。
補助資料4の(一社)産業環境管理協会のホームページ等でリサイクルについて調べ、発表する。
  • 他に、(一社)全国清涼飲料連合会やプラスチック容器包装リサイクル推進協議会「プラスチックの資源循環」などのホームページを提示してもよい。
補助資料5を見て、ごみが海ごみにならずにリサイクルされるための方法や海ごみを減らすために自分たちでできることについて考え、発表する。
  • 海ごみを減らすために、ごみの量を削減することやごみのリサイクルが有効であることに気付かせる。
  • 持続可能な自然環境を保全するためには一人一人の取組が大事であることに気付かせ、自分にできることを考えさせる。
¥話合いや発表の場面では意見交換やプレゼンテーションができるソフトやアプリを活用した授業展開が考えられる。
  • リサイクル活動に取り組む等の活動につなげることも考えられる。
ごみの処理や利用について考え環境に配りょした生活を送ろう
ごみの処理や利用について考え環境に配りょした生活を送ろう教員用1
ごみの処理や利用について考え環境に配りょした生活を送ろう教員用2