自然環境かんきょうとSDGs12(つくる責任せきにん つかう責任せきにん補助ほじょ資料しりょう

ごみの処理しょりや利用について考え環境かんきょうはいりょした生活を送ろう

東京のポイてが太平洋の海ごみになっている

海ごみは、日本ばかりでなく世界中で海をよごしています。さらにこの海ごみの大半はプラスチックです。毎年800万トン以上のプラスチックのごみが海に流出りゅうしゅつしていると言われています。このままでは海の魚よりもプラスチックごみの量が多くなってしまうのではないかと心配されています。

マイクロプラスチック

マイクロプラスチックは、海をただよっているプラスチックが太陽の光や海の波の影響えいきょうにより、5mm以下に小さくなったものです。海洋生物がこうした海ごみをエサとまちがえて食べてしまうなど、生態系せいたいけいへの影響えいきょうが大きくぐされています。

海ごみになる川のごみ

川は海とつながっているので、河川敷かせんじきのごみは、雨で増水ぞうすいしたときなどに海に流れてしまうことがあります。ほかにも、街の中のごみが風で飛ばされて川に運ばれ、海に流れてしまうこともあります。このように、街で出たごみも、海に流れ、海ごみの一部となっています。一方で、飲料ペットボトルなどのごみは、リサイクルすることで、資源しげんとして活用することもできます。

リサイクルで金メダル

日本では、使われなくなったパソコンやけい帯電話などの小型家電が1年間で65万トン出ます。これらの小型家電の中には、鉄やアルミニウムのほかに、金、銀、どうなどの貴重きちょう金属きんぞくが844億円分もふくまれています。集められた小型家電はリサイクルされ、新たな製品せいひんとして生まれ変わっています。東京オリンピック・パラリンピック2020競技きょうぎ大会でも、入賞メダルに使われ話題になりました。

もっと調べてみよう

考えてみよう

・ごみが海ごみにならずに、リサイクルされるためにはどうすればよいだろう。
・海ごみをらすために、わたしたちにできることはどんなことだろう。

ごみの処理や利用について考え環境に配りょした生活を送ろう