自然環境とSDGs11(住み続けられる街づくりを) 補助資料(教員用)

これからも共に住み続けられる地球環境を考えよう

環境教育掲示用教材は、児童・生徒に、環境に対する豊かな感受性や探究心、環境に関する思考力や判断力、環境に働き掛ける実践力など、私達を取り巻く環境に着目し、持続可能な社会を構築していくための資質・能力の育成を図ることを目的として作成した教材です。

本指導資料では、環境教育掲示用教材の授業等での活用例を紹介します。

ねらい

身近な生物と人間が共存する持続可能な自然環境を保全しようとする意欲を育成する。また、生物多様性の意味を理解させ、生態系を保全しようとする態度を育てる。

環境教育で対象とする主な内容(ESD の構成概念)

自然や生命の尊重(多様性・公平性)、生態系の保全(相互性、責任性)共生社会の実現(多様性、連続性)※環境教育指導資料P8、P9参照(二次元コード・リンク参照)

主なSDGsとの関連

【SDGs11】住み続けられるまちづくり(小学校・中学校共通テーマ)【SDGs14】海の豊かさを守ろう、【SDGs15】陸の豊かさも守ろう

主な活動内容

活動内容(主な活動) 教師の支援(留意点)
補助資料1の<理由を考えよう>を見て、食物連鎖について考える。
  • 環境破壊による生物多様性への影響に気付かせる。
補助資料2を見て、イエローストーン公園の生態系の変化を考える。また、オオカミ再導入についての自分意見をまとめ、話し合う。
  • 駆除などの人の活動による生物多様性への影響に気付かせる。
  • 保全活動には、賛成・反対の意見が分かれているものもあることに気付かせ、多面的な視野で考える必要があることを理解させる。
補助資料3を見て、特定外来生物について知る。
  • 環境省「侵略的な外来種」を提示し、外来種について確認した後に、特定外来生物について説明をする。
特定外来生物について、 補助資料4東京都環境局のホームページ「気をつけて!危険な外来生物」等で調べる。
  • 特定外来生物の被害を防ぐ対策についても調べさせたり、考えさせたりする。
  • 特定外来生物を駆除するという考えについては、特定外来生物の命についても考えさせる。
補助資料4環境省のホームページ「生物多様性に迫る危機」を見て、生物多様性について考える。
  • 生物多様性の重要性や生物多様性を保全する意味を考えさせる。
身近な生物と人間が共に住み続けられる地球環境について話し合う。
  • 必要に応じて、環境省「いのちはつながっている」を提示し、生物多様性の重要性等を確認する。
気付いたことや感想を発表する。
※話合いや発表の場面では意見交換やプレゼンテーションができるソフトやアプリを活用した授業展開が考えられる。
  • 身近な生物と人間が共存する持続可能な自然環境を保全するために、多面的な視野で考える必要があることに気付くよう、活動を振り返らせる。
これからも共に住み続けられる地球環境を考えよう
これからも共に住み続けられる地球環境を考えよう教員用1
これからも共に住み続けられる地球環境を考えよう教員用2