自然環境かんきょうとSDGs11(住み続けられる街づくりを)補助資料

これからも共に住み続けられる地球環境かんきょうを考えよう

地球の生物多様性

現在、地球には多くの生物が暮らしています。その種類は約3000万種と言われています。これらの多くの種類の生物が直接的、間接的に相互そうご関係を保ち、生物多様性を生み出しています。
食物連鎖しょくもつれんさに代表されるように、生物同士はたがいに関連しています。この連鎖れんさの中で、多様な生物が生活しています。わたしたち人間も、この連鎖れんさの中にいます。

オオカミ再導入~イエローストーン公園~

1870年以前はアメリカ合衆国のロッキー山脈北部の州でよく見られたオオカミですが、人間の入植やオオカミの食料の減少により、個体数が減少しました。さらに、家畜かちくの安全を心配して行われたオオカミの駆除くじょなどにより、1930年までにアメリカ西部のオオカミは絶滅ぜつめつしました。そして、1973年には、アメリカ合衆国の絶滅ぜつめつ危惧種きぐしゅに指定されます。
その後、オオカミの個体数を回復することを目的として、アメリカ北西部にあるイエローストーン公園の生態系に、オオカミが再導入(ほかのオオカミのいる地域から連れてきて、イエローストーン公園に放す)されました。

○オオカミのいなくなったイエローストーン公園の生態系は、どのようになったでしょうか。
○オオカミ再導入後のイエローストーン公園の生態系は、どうなったのでしょうか。
○オオカミ再導入には、たくさんの賛成意見・反対意見があります。自分の意見をまとめてみましょう。

生態系などに影響えいきょうおよぼす特定外来生物

国では、外来生物の中でも、地域の生態系や人間の健康、農林水産業などに大きな被害ひがいおよぼす生物を外来生物法で「特定外来生物」として指定し、その飼養、栽培さいばい、保管、運搬うんぱん、輸入といったあつかいを規制しています。東京都や環境省かんきょうしょうでは外来生物による被害ひがい対策を進めていますが、一度定着した外来生物がおよぼす地域の自然環境かんきょうや我々の生活への被害ひがいを食い止めるためには、たいへんな経費や労力が必要となります。

これからも共に住み続けられる地球環境かんきょう

人が住みやすいように道路を作ると、以前からそこに住んでいた生物の往来が分断されてしまったり、安全な川にするために護岸工事をすると、川辺に住む生物の住み家がなくなったり、「人にとって住みやすい環境かんきょう」と「ほかの生物にとって住みやすい環境かんきょう」とは相容あいいれないものがあります。どのようにして折り合いをつけて行けばよいのか、「これからも共に住み続けられる地球環境かんきょう」を考えてみましょう。

☆もっとくわしく知りたいときは☆

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