自然環境かんきょうとSDGs11(住み続けられる街づくりを)補助ほじょ資料しりょう

わたしたちも生き物もともに住み続けられる街づくり

ぜつめつがぐされるメダカ

メダカ(ミナミメダカ)は身近な環境かんきょうに生息している生き物ですが、現在げんざいではぜつめつがぐされています。なぜでしょうか。
ぜつめつの原因げんいんは、都市開発による河川かせん工事によりメダカにてきした生息地が失われてしまったこと、外来種の生き物によりほ食されてしまったことなどがあげられます。
また、観賞用に流通しているヒメダカなどが放流されたことによって、在来ざいらいのメダカと交雑こうざつが進み、じゅんすいな在来ざいらいのメダカが減少げんしょうしている地域ちいきもあります。

外来のタンポポと在来ざいらいのタンポポ

身近な花のタンポポですが、タンポポにも外来と在来ざいらいがあり、外来のタンポポは増加ぞうかし、在来ざいらいのタンポポは減少げんしょうしています。なぜでしょうか。その主な原因げんいんは「都市化」です。
外来のタンポポはコンクリートやビルが建つ場所でも生育することができましたが、在来ざいらいのタンポポはそのような場所で生育することができませんでした。その結果、外来のタンポポはえ、在来ざいらいのタンポポはっていったのです。最近では、外来と在来ざいらい雑種ざっしゅえているという調査ちょうさ結果もあります。

環境かんきょう影響えいきょうをおよぼす特定外来生物

外来種の中でも、特にほかの生き物や環境かんきょうへの影響えいきょうが大きい生物を「特定外来生物」と指定しています。法律ほうりつ飼育しいく輸入ゆにゅう禁止きんしされています。

メダカによくたカダヤシ

メダカによくているカダヤシは、「やし」が名前のもとになっています。幼虫ようちゅうであるボウフラをよく食べるため、のくじょ目的で日本に持ちこまれました。
しかし、ほかの生き物への影響えいきょうが大きく、今では特定外来生物に指定されています。

もっと調べてみよう

考えてみよう

・特定外来生物によるひ害をふせぐための取組について考えてみよう。
・持続可能かのうな街づくりのために、できることや守らなくてはならないことを考えて発表しよう。

私たちも生き物もともに住み続けられる街づくり