私たちも生き物もともに住み続けられる街づくり
絶めつが危ぐされるメダカ
メダカ(ミナミメダカ)は身近な環境に生息している生き物ですが、現在では絶めつが危ぐされています。なぜでしょうか。
絶めつの原因は、都市開発による河川工事によりメダカに適した生息地が失われてしまったこと、外来種の生き物によりほ食されてしまったことなどがあげられます。
また、観賞用に流通しているヒメダカなどが放流されたことによって、在来のメダカと交雑が進み、純すいな在来のメダカが減少している地域もあります。
外来のタンポポと在来のタンポポ
身近な花のタンポポですが、タンポポにも外来と在来があり、外来のタンポポは増加し、在来のタンポポは減少しています。なぜでしょうか。その主な原因は「都市化」です。
外来のタンポポはコンクリートやビルが建つ場所でも生育することができましたが、在来のタンポポはそのような場所で生育することができませんでした。その結果、外来のタンポポは増え、在来のタンポポは減っていったのです。最近では、外来と在来の雑種が増えているという調査結果もあります。
環境に影響をおよぼす特定外来生物
外来種の中でも、特に他の生き物や環境への影響が大きい生物を「特定外来生物」と指定しています。法律で飼育や輸入が禁止されています。
メダカによく似たカダヤシ
メダカによく似ているカダヤシは、「蚊絶やし」が名前のもとになっています。蚊の幼虫であるボウフラをよく食べるため、蚊のく徐目的で日本に持ちこまれました。
しかし、他の生き物への影響が大きく、今では特定外来生物に指定されています。
もっと調べてみよう
考えてみよう
・特定外来生物によるひ害を防ぐための取組について考えてみよう。
・持続可能な街づくりのために、できることや守らなくてはならないことを考えて発表しよう。