自然環境とSDGs11(住み続けられる街づくりを) 補助資料(教員用)

人も生き物も住みやすい街づくりのために

環境教育掲示用教材は、児童・生徒に、環境に対する豊かな感受性や探究心、環境に関する思考力や判断力、環境に働き掛ける実践力など、私達を取り巻く環境に着目し、持続可能な社会を構築していくための資質・能力の育成を図ることを目的として作成した教材です。

本指導資料では、環境教育掲示用教材の授業等での活用例を紹介します。

ねらい

身近な生物と人間が共存する持続可能な自然環境を保全しようとする意欲を育成する。また、環境の保全に向けた実践を行おうとする態度を育成する。

環境教育で対象とする主な内容(ESD の構成概念)

自然や生命の尊重(多様性・公平性)、生態系の保全(相互性・責任性)生活様式の見直し(責任性)※環境教育指導資料P8、P9参照(二次元コード・リンク参照)

主なSDGsとの関連

【SDGs11】住み続けられるまちづくりを(小学校・中学校共通テーマ)、【SDGs14】海の豊かさを守ろう、【SDGs15】陸の豊かさも守ろう

主な活動内容

活動内容(主な活動) 教師の支援(留意点)
補助資料1の昔の東京の川や海の様子を見て、気付いたことを話し合う。
  • 汚れた川や海で、生き物は生きることができたかどうか考えさせる。
    ※生き物は生存していたが、きれいな水に住む生き物は生きていけないこと等を考えさせたい。
補助資料2東京都下水道局のホームページ「下水道アドベンチャー」の「皆さんは下水道についてどんなことを知っていますか」(4’04”動画)を視聴し、下水道の仕組みや役割について知る。
  • 水再生センターで水が浄化されることにより、生き物が生きるために大切な水循環が実現できていることに気付かせる。
    必要に応じて、東京都環境局「写真集記録『東京の公害』」や東京都水道局「水再生センター処理のしくみ」を提示する。
補助資料3を見て、井の頭公園の池の水をきれいにする活動について知る。
  • きれいな自然を取り戻そうとする活動を行っている人々がいることに気付かせる。
補助資料2東京都環境局「外来生物について楽しく学ぼうこども学習サイト」を見て、外来生物について知る。
  • 外来生物について知り、かいぼりで外来生物を取り除いた理由を考えさせる。
補助資料4を見て、生き物が住みやすい場所はどういう場所か、生き物が住みやすい環境にするために自分にできることは何かを考え、話し合う。
  • 環境省「外来種問題を考える 注目の外来種」に掲載されている外来種を提示する。
自分にできることを発表する。
※話合いや発表の場面では意見交換やプレゼンテーションができるソフトやアプリを活用した授業展開が考えられる。
  • 児童一人一人が自然環境保全につながる生活を心掛ける必要があることに気付くよう、振り返らせる。
人も生き物も住みやすい街づくりのために
人も生き物も住みやすい街づくりのために教員用1
人も生き物も住みやすい街づくりのために教員用2