人も生き物も住みやすい街づくりのために
昔の東京の川や海
・昔の東京の川や海の様子を見て、気付いたことを話し合ってみましょう。
・この川や海で、生き物は生きることができるでしょうか。
げんざいでは、家庭や工場から出たよごれた水は、水さい生センターできれいな水となって川に返されており、きれいな川がよみがえっています。
消えたはずの生き物がふっ活した
東京都にある井の頭公園の池では、池の水をきれいにする「かいぼり*」を計画的に行っています。平成25(2013)年度・平成27(2015)年度・平成29(2017)年度に行われたかいぼりでは、オオクチバスブラックバス)、ソウギョなどの多数の外来種をとりのぞきました。その結果、クロダハゼやエビ類などのざい来の水生生物もふえ、それらをエサにして子育てをする水鳥も、もどってきました。また、かいぼりにより、それまでにごっていた水のとう明度もまし、池の水しつも改ぜんされました。
2016年には井の頭公園の池でぜつめつしたと思われていた日本固有の水草「イノカシラフラスコモ」が、池底から発芽し、ふっ活しているのがかくにんされました。
「かいぼり」では、①~⑥をします
①池の水をぬく→②生き物をとる→③生き物をざい来種と外来種に分ける→④池底をほす→⑤池に水を入れる→⑥ざい来種をもどす
もっと調べてみよう
考えてみよう
・生き物がすみやすい場所とは、どういう場所でしょうか。
・生き物が住みやすい街にするために、自分ができることはどんなことでしょうか。