環境 問題とSDGs(持続可能 な開発目標)
世界の危機に立ち向かうSDGs
SDGs(エス・ディー・ジーズ)は、世界の人々が、今だけでなく将来にわたって幸せに暮らせるための「持続可能な開発目標」です。
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標で、17のゴールと169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことをちかっています。
SDGsと関連する環境問題は
SDGsは17のゴールが相ごに関係して、複数の課題を統合的に解決することを求めています。
この中には環境に関連のある目標も設定されています。
・安全な水とトイレを世界中に(水質汚染)
・エネルギーをみんなに そしてクリーンに(エネルギー問題)
・住み続けられるまちづくりを(災害)
・つくる責任つかう責任(ゴミ問題、大気汚染)
・気候変動に具体的な対策を(地球温暖化)
・海の豊かさを守ろう(海洋汚染)
・陸の豊かさも守ろう(森林伐採、砂漠化)
SDGs と関連する環境問題について調べてみよう
海洋プラスチック問題
ふ段使っているプラスチック製のペットボトルやレジぶくろなどは、ポイ捨てや適切な処分がされないことにより海に流され、海洋プラスチックごみになります。また、プラスチックは原材料の石油の採くつから生産の過程でエネルギー利用にともなうCO₂のはい出や焼きゃくによるCO₂のはい出により、気候変動の一因にもなっています。海洋プラスチックごみは、海をよごすだけでなく、クジラの胃から大量のビニールぶくろが発見されるなど、海の生き物へのえいきょうも深刻化しています。
気候変動(地球温暖化)
記録的な猛暑や豪雨・干ばつ・森林火災などが世界中で発生して大きな気象災害が起きています。このような気候変動は地球温暖化の進行も原因の一つであると考えられています。気候変動は全ての大陸と海洋にわたり、自然や人間社会にえいきょうをあたえています。
森林伐採
オーストラリアでは2019年9月頃から大規模な森林火災が発生し、2020年1月には5万平方km(東京都全体の約23倍)の面積が焼失しました。森林伐採や異常な高温と乾燥が原因と言われており、オーストラリアに生息する貴重な野生動物にも大きなひ害をあたえました。
人間社会の活動と環境問題
人間社会を便利に豊かにしようとした様々な活動が地球環境に悪いえいきょうをおよぼすようになっています。環境問題は、一人の力や一つの国だけで解決できません。全世界がいっしょになって問題に取り組んでいく必要があります。
環境にえいきょうをあたえている人間の活動とその対策を考えてみよう
プラスチックのゴミを減らすには
エコバッグを利用しよう
マイボトルを持ち歩こう