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再生(さいせい)可能(かのう)エネルギー『地熱発電』」と「再生(さいせい)可能(かのう)エネルギー熱利用」

再生(さいせい)可能(かのう)エネルギー ~地熱発電~

再生(さいせい)可能(かのう)エネルギーによる発電は風力発電、太陽光発電、水力発電、バイオマス発電の(ほか)にも、地中の熱を利用した地熱発電などがあります。
地球の中心は、5,000 ~ 6,000度の温度になっており、地球はこの中心部の熱によっていつも温められています。このような地球内部の熱を地熱といいます。
火山の周辺は地下のマグマがたまっている場所を熱源(ねつげん)として、温度の高い地熱地帯が発達しています。この地熱は発電以外にも、温泉(おんせん)やビニールハウスの温度管理など様々なことに利用されています。

地熱発電の方法

地熱発電では、火山の地下の熱エネルギーを利用して大量の蒸気(じょうき)をつくり、この蒸気(じょうき)を使って大きなタービンを回転させて発電を行っています。地中の水や地下の熱エネルギーのもととなるマグマは、くり返し利用できる再生(さいせい)可能(かのう)エネルギーです。発電にあたり石油や石炭などの化石燃料(ねんりょう)を使わないので、二酸化(にさんか)炭素(たんそ)(CO₂)をほとんど出しません。

再生(さいせい)可能(かのう)エネルギー熱利用

太陽熱利用と雪氷熱せっぴょうねつ利用

再生(さいせい)可能(かのう)エネルギーは、発電に利用されるだけではなく、物を温めたり冷やしたりすることにも使われています。例えば、太陽の熱を(だん)ぼうや給湯に利用したり、()()もった雪を貯蔵(ちょぞう)して冷ぼうや冷蔵(れいぞう)庫の温度維持(いじ)に利用したりしています。
太陽熱利用では、太陽の光エネルギーを熱エネルギーに変える集熱()という装置(そうち)を使って、水や空気を温めています。
雪氷熱せっぴょうねつ利用では、冬の間にった雪や冷たい外気を使ってこおらせた氷を管し、夏の季節の冷ぼうに活用しています。

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