気象災害とカーボンハーフ
気候変動の影響による気象災害
気候変動などによるひ害の数は、2021 年8 月のWMO(世界気象機関:国連の専門機関)の報告によると、直近50 年間で5倍となっています。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、2021年8月公表の報告書において、「人間の影響が大気、海洋および陸域を温暖化させてきたことは疑う余地がない」と断定しています。
地球温暖化による日本の未来の気候は…
気象庁によると、21 世紀末の日本の気候は、20 世紀末と比べて以下のようになると予想されて います。
・滝のように降る雨(1 時間降水量50mm 以上の短時間強雨)の発生回数は、全国平均で2倍以上となります。雨の降らない日数は全国的に増加します。
・海面水温が高い海域で台風が発達しやすいといわれています。地球温暖化の進行に伴ない、台風など熱帯低気圧の強さが増す可能性が指摘されています。
2022 年に発生した台風第14 号は、非常に強い台風(風速44m ~ 54m)で日本列島に上陸しました。
カーボンハーフの取り組みで、気候変動を抑える
「カーボンハーフ」に向けた取り組みにより温室効果ガスのはい出を減らすことで、地球温暖化の進行をおさえることができます。このことが、地球温暖化による気候変動の進行をおさえることにつながリます。
考えてみよう
気候変動による気象災害を減らすために、社会全体でどのような取り組みが必要か考えましょう